ジブリパークエリアに5Gと自動運転車両導入


目次

愛知県の大村知事は「屋外公共施設における新たな車室空間体験」をテーマに、
長久手市の愛・地球博記念公園で、自動運転コンセプト車両の運行を計画中です。
近未来の車室空間では五感を刺激する機器類や透明ディスプレイ等を活用するとの事
車両は、感染症対策や車室空間のあり方を含め、現在開発中です。

 

ジブリパークに配備される自動運転車両のレベルは3.5

自動運転と言っても種類は様々、レベルが0~5まで存在します
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の自動運転車両はいったいどのレベルなのだろうか


レベル0
自動運転なし

レベル1(運転支援)
ハンドル操作、ブレーキかアクセル、いづれかの加減速などのサポート技術が搭載された車

レベル2(高機能化)
ハンドルの操作、ブレーキやアクセルなど加減速のサポートをする技術が搭載された車

レベル3(条件付自動運転)
ここから
運転支援でなく、「自動運転」と言われるレベルになります。
特定の場所においてシステムが全てを操作し、緊急時は操縦者が対応するという段階。

レベル4(特定条件下における完全自動運転
特定の場所においてシステムが全てを操作するといった技術段階で、
「緊急時でも操縦者が対処する必要はありません」

レベル5(完全自動運転)

いかなる場所でも完全にシステムが運転を行うという、
自動運転技術の完成形、人が一切の操縦を行う必要がない


実際に自動運転車両がパーク内を走行するとなると
決められたルートを走ることは可能でしょう
安全上、運用時の速度は15~19km/hくらいと考えた時
人や障害物を検知した際に自動停止する安全動作が問題なく行える為、
レベル5の完全自動運転も可能だろう

だが家族連れも多く、小さな子供たちも多いパーク内で『無人の完全自動運転』は考え難い。
そう考えると、緊急時に人が停止させるなど『レベル3の有人の自動運転』も考えられる。
だが一方で愛知県の大村知事は『自動運転社会の実現に向け、自動車産業の一大集積地である愛知県が、
引き続き日本、そして世界をリードする存在であり続けるために、自動運転の更なる高度化、
実用化を目指した取組を推進して参ります。』と述べている
これを聞くとレベル4以上の車両である必要がある。

また長久手市では「商用5Gの活用(整備)」も検討されており、
そのひとつとして自動運転への活用が考えられ、『無人運転(遠隔操作・監視)』への活用が考えられるのである。
遅れのない5Gならば、遠隔地からの監視・緊急停止などの操作も可能になる。
5Gの活用により、大村知事の目指している自動運転の更なる高度化、実用化が大きく前進するのではないだろうか
レベルで言ったら3.5と言ったところでしょうか

 


愛・地球博記念公園での自動運転を試運転済み

すでに、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)ではEV車両の4人乗りの
完全自動運転の実証実験・試乗会も行われています

[実施場所]
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内

◯愛・地球博記念公園東側外周園路
 (赤ルート) 約2.0km

◯地球市民交流センター交流広場~外周園路~サツキとメイの家東側付近

もりの学舎付近~外周園路~サツキとメイの家東側付近
 
(青ルート) 約1.5km

平成31年3月19日には実際に大村知事が自動運転車両を試乗している

 

【車両】
4人乗りの完全自動運転EV「Milee(マイリー)」

【仕様】
ヤマハ発動機のゴルフカートをベースに製作(完全自動運転EV)

【技術】
事前に作成された高精度3Dマップを用い、周囲を検知しながら決められたルートを走行
レーザー照射により、車両周辺約100m、360°方向の物体形状を把握する

【特徴】
客席のみ、運転席・操舵装置はない

実際にどのように運用されていくかは現段階で定かではありませんが
AIを活用して自動運転車両を乗客の希望乗降車場所への配車やルート案内なども行えるようになるのだろうか。


トヨタ自動車の自動運転車両も配備される?

 

トヨタ自動車は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で
大会専用車両を提供する。

提供するのは市販車両である燃料電池車「MIRAI」、「プリウスPHV」に加え、

大会専用モデルである「APM」


大会仕様の「e-Palette」


「Concept-愛i」

といった電気自動車(EV)など3700台だ。

大会仕様のe-Paletteは、各車両にオペレーターが乗車するがレベル4の自動運転
選手村内の巡回バスとして使用予定である。

長久手市にはトヨタ自動車博物館、お隣の豊田市にはトヨタ自動車本社
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)では毎年、トヨタ主催の
クラッシックカーフェスティバルが開催されていると縁が深い
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)・ジブリパークにもトヨタ自動車の自動運転車両が
配備される可能性は大いにあるのではないでしょうか。
どのような車が園内を走ることになるのか今から楽しみです。

 

 

 

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